アフィリエイトシステム導入と企画立案
「アフィリエイト」と聞くと、広告を貼る側を想像されると思いますが、当社では、アフィリエイト広告を出稿する側のサポートをさせて頂いた経験があります。アフィリエイトのシステムは既存、もしくは新規で構築するネットショップと連動させ運用する必要がございます。
実績としましては、ネットショップの売上が半年で倍になりました。しかしながら、すべての企業がうまくいくわけではありません。また、「システムを導入したら売上が上がるだろう」というのも全くありませんので。(普通に考えればわかることですね。簡単に片手間で売上が上がれば、とっくにライバル企業が多数参加しているわけですから。)
では、ここで他の実績ページ同様に、やったからこそわかった気づきをシェアしたいと思います。
その前に、アフィリエイトの仕組みを自社に入れるにはどうしたら良いか?ということがありますが、詳しくは自社にアフィリエイトの仕組みを導入するにはの記事をご覧ください。もちろん、知っている方は読んでいただく必要はございませんので。
あまりたくさんあげてもと思いますので、3つの要点に絞りお話しをさせて頂きますね。
- アフィリエイターはとてもシビア
- 薄利多売商品には不向き
- 待っていてもアフィリエイターは集まらない
では順に説明をしていきます。
1. アフィリエイターはとてもシビア
アフィリエイトの仕組みを導入検討するお客様において大きな勘違いは、「売れない商品もアフィリエイターが何とかしてくれる」という錯覚をしていることが上げられます。どんなことにおいても普通に考えればわかることなのですが、売れない商品をアフィリエイターが売ってくれるなんてありません。というか売れないです。
商品についての理解度というのは、商品を実際に販売している企業様が一番詳しいのですから。もし自社の商品が売れてない状況だったら、アフィリエイトシステムの導入を検討する前に、「その商品は、お客様の課題を解決できるものなのか?」を自答してみてください。
そして、お客様の課題を解決できる商品ということであれば、今度は自社の販売ページを見てください。そのページ(サイト)は、お客様への情報公開として十分なコンテンツがあるかです。(どんなコンテンツが必要かについては、ここでは語りません。)
また、アフィリエイターは利益を上げたいわけであり、慈善事業をしているわけではありません。自分のサイトで紹介できる商品は無数にあるわけです。それなのにわざわざ売れない商品を売ろうということなんて普通はしないわけです。
2. 薄利多売商品には不向き
アフィリエイターに払う手数料は、システムを運用している企業様に決定権があります。しかしながら、同じ商品を扱っている他社が同じようにアフィリエイトの仕組みを使っていたとしたら、アフィリエイターに支払う手数料を上げないと自社のアフィリエイト広告は貼ってもらえません。
それに、「アフィリエイターに支払う手数料は売れた時だけ」というのがあります。これは間違いではありません。しかし、アフィリエイトの仕組みを提供している企業には、商品が売れなくてもシステム利用料という月額固定費用が発生します。商品が1つも売れなくても支払う必要がある費用です。
3. 待っていてもアフィリエイターは集まらない
先ほども書きましたら、アフィリエイターからしてみれば、貼れる広告は無数にあります。その無数にある中から見つけてもらい広告を貼ってもらうのは大変なことです。(誰でも知っているような有名な商品であれば、アフィリエイターを選択できることになりますが。)
そのために必要なことは「サイトリクルーティング(アフィリエイターリクルーティング)」ということになります。自分たちの商品を購入しようとしているユーザーが検索するキーワードをYahooやGoogleの検索窓に打ち込みます。その時に上位にでてくるようなサイトに、こちらから広告を貼ってもらう営業をかけることです。
営業と言っても電話や訪問をするわけではなく、メールでお願いすることになります。しかしながら、「貴社のサイトで商品が売れたら手数料をお支払いしますので、検討してください。」なんてメールを送ったところで無視されるのがおちです。
アフィリエイターとしては、「自分のサイト属性に合った商品」、「売れている商品」、「報酬金額の高い商品」を探しているわけです。このメリットに合わないものは広告は貼りませんし、メリットをメールの中に書いていないものはスルーしてしまいます。
自社の有能なパートナーを見つけるには、待っているのではなく、積極的に探すことが必要となります。
※アフィリエイトの引き合いに出されるドロップシッピングについて少し書いておきます。
ドロップシッピング
アフィリエイトと似た仕組みでドロップシッピングというものがあります。現在、一時期の勢いはなくなりましたがサービスとして提供をしている会社がありますが、導入することはお勧めしておりません。理由としては、企業ブランディング、商品ブランディングにとってマイナス面が多くあるからです。
このページで案内をしているアフィリエイトというサービスの場合は、販売価格を自社でコントロールすることができます。(販売は自社のサイトで行います。)しかしながら、ドロップシッピングの場合は、商品の価格をコントロールすることができません。(仕切値ということでの価格の設定をしますが、販売者がいくらで販売するかは自由ですので)
そうすると売りたい側は、少しでも多く販売をしたいのでライバルとの差別化として価格を下げて販売をすることになります。これは商品を提供している企業の意思とは全く無関係のところで動いています。もちろん、コントロールすることもできません。
逆に言えば、企業ブランドも商品ブランドも考えず、多く露出をさせて販売したいということであれば、ドロップシッピングサービスを使うのも有効な手立てかもしれません。
その他の実績
- 海外販売支援(+ facebook)
- ネット通販サイト制作・運営支援(BtoC)
- ネット通販サイト制作・運営支援(BtoB)
- 企業間取引(EDI)システム企画・運用支援
- 社内システム導入支援
- 社外情報企画担当